太陽光発電の長所
1.クリーンで無尽蔵なエネルギー
太陽光発電はクリーンなエネルギーとして注目されており、発電時に地球温暖化の原因と言われるCO2をほとんど排出しません。太陽が存在する限り無尽蔵に
得られるエネルギーであり、石油や石炭などの化石燃料とは違い枯渇する心配は
ありません。しかも、タダっていうのがいいですよね。
2.毎月の光熱費を削減
ソーラーシステムで発電した電気を上手に活用し、太陽光だけで家庭に必要な電気を賄える時間が少しでも増えれば、一日あたりの光熱費を大幅に削減することが出来ます。それに、もし電力が余った時には電気を電力会社に売ることが
出来るので、ソーラーシステムの設置費用を早めに回収することが出来ます。
3.節電に対する意識が高まる
前項で触れたとおり、余った電気は電力会社に売ることが出来るわけですが、その一方で、ソーラーシステムで発電しない夜間には従来どおり電力会社から電気を買うことになります。その状況はソーラーシステムに付属するモニターで見ることが出来るのですが、そうすると自然に節電しようとする意識が芽生え、太陽光発電を導入した家庭では実際に節電効果が現れているのです。
4.設置場所を選ばない
ソーラーシステムは騒音や煙などの排出物を出しません。ですから、日射量を確保出来るスペースさえあればどこにでも設置することが出来ます。最新のソーラーシステムは構成が簡単で、設置場所の広さに合わせて
規模を決めることが出来ます。耐用年数も約20年以上となり、以前に比べると故障しにくく長寿命となりました。
5.売電収入が見込める
ソーラーシステムで発電した電気のうち、家庭で使い切れない分については電力会社に売って収入を得ることが出来ます。2009年11月に復活した「余剰電力買取制度」は、今や産業界だけでなく一般個人家庭までもがその経済的価値に注目しているところです。事実、太陽光発電を導入した家庭では売電によってプラス収入になっているケースが多く見られます。(詳しくは ⇒「売電収入のしくみ」で)
6.各種の補助金がある
太陽光発電の導入は国を挙げて推奨されていますので補助金の制度があります。その補助金には国からの支給だけではなく、都道府県や市区町村など多くの自治体でも実施しています。しかも別々に支給されますので、合算すれば設置費用の半額程度が賄える地域もあるそうです。(詳しくは ⇒「補助金の申請方法」で)
住宅用太陽光発電の普及状況は?
太陽光発電を促進する各種制度のおかげで2012年4月には100万件を突破!
太陽光発電が急速に普及したのは設置助成金ばかりでなく、2009年に復活した「余剰電力買取制度」が大きな役割を果たしています。自分たちで電力をまかない、余った電力は電気会社に買い取ってもらえるということで、国民の節電に対する意識が向上したのでしょう。その結果、エコ問題に関心が高い人は積極的に自宅へソーラーシステムを導入し始めました。
それに加え、2012年7月からは「固定価格買取制度」が始まりました。その施策によって「発電ビジネス」なる言葉が使われ始めるほど産業界がこぞって太陽光発電に参入しています。誰でも知っている有名企業が発電事業を始めるというニュースに刺激され、今後ますます個人宅への普及も進むことでしょう。おそらく2013年度中には120万件を突破すると見込んでいます。