太陽光発電の短所
1.発電量が不安定
太陽光発電は季節や天候に影響されやすいというデメリットがあります。また、一日の中でも発電できる時間帯は限られています。太陽の光がエネルギーの元ですから、日射がある昼間しか発電することが出来ません。それに日照時間や日射の強さにも影響されます。雨や雪の日は発電量が低下し、もちろん夜間は発電出来ません。2.まだ発電効率は低い
太陽光発電というのは、太陽エネルギーを電気エネルギーに変換するわけですが、その作業を太陽光パネルという部分で行なっています。実はその変換率は現時点でも約15%前後といった程度で、決して変換効率が高いとは言えません。とはいえ、今後さらに研究が進むに従ってより効率は良くなっていくと思われます。3.まだ価格が安いとは言えない
太陽光発電を設置するにあたっての初期費投資はそれなりの金額になりますが、現在は補助金もあり売電収入もありますので、おおよそ8年から10年で元が取れるケースがほとんどです。それ以降はメンテナンス費用が若干かかるにしても発電した分は利益となっていきます。ただし、補助金を手に出来るのは設置した後になりますので、設置にかかる費用(おおよそ150万円から200万円の範囲)は現金やソーラーローン等で事前に調達しなければなりません。4.家屋に負担がかかる
一般的な住宅は、予め屋根に太陽光パネルを乗せる前提で建てられていませんよね。太陽光発電を導入するということは、屋根に何も負荷がかからないという条件で建てた家に荷物を背負わせることになります。その重量は、最大出力4kwのモジュールで約300kgから400kgです。家屋の耐久性能は築年数によって変化すると思いますが、例えば70歳のお年寄りに常に10kgの荷物を背負わせている状態と20歳の若者に背負わせているのとでは明らかに負担が違うことは想像にかたくないと思います。実際の設置にあたっては耐久性の基準が細かく定められていて、事前に業者さんが調査してくれます。もし問題がある場合は補強工事が必要となります。業者選びで失敗しないために
せっかく決断した太陽光発電の導入も、業者選びの失敗で台無しに!
国民生活センターに寄せられる太陽光発電に関わる相談は年々増加傾向にあります。例えば2011年の資料によると、太陽光発電についての相談件数は年間3,923件にものぼり、そのうち2,800件が「訪問販売業者」に関する相談や苦情となっていました。何しろ太陽光発電のシステムというのは素人には全く知識がない分野ですから、どうしても業者の言いなりになってしまいがちです。
中には前金として150万円支払ったにも関わらず半年経っても施工されず、調べて
みたらその業者の事務所はもぬけの殻になっていたという事例もありました。
全ての訪販業者が危ないとはいえませんが、やはり依頼するのであれば地元の実績がある業者の中から選ぶのが無難と言えそうですね。
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