太陽光発電システムとは -太陽光発電の基礎知識-
太陽光発電は、屋根などに太陽電池パネルを設置しただけでは発電はしても、その電気を家庭で使ったり電力会社に
売ったりすることは出来ません。
そのためには、次のような装置を付けることによってシステムとして成り立っています。
太陽電池パネル(モジュール)
パワーコンディショナー
分電盤
接続箱
電力量計
モニター
■ 各装置の詳細
接続箱 | 屋根などに設置された太陽電池モジュールは、太陽の光を浴びてそれを電気エネルギーに変換します。各モジュールから出ているケーブルは、接続箱によってひとつにまとめられパワーコンディショナーに接続されます。 |
パワーコンディショナー | 太陽電池で発電された電気は「直流」なのですが、家庭用100ボルトの電流は交流ですから変換しなければ使えません。その機能をインバーターと呼んでいますが、その役割を果たすのがパワーコンディショナーです。パワーコンディショナーは同時に自立運転する機能も兼ね備えています。
この機能によって、例え電力会社からの電力が途絶えたとしても停電にはなりません。なぜなら、自前の電気を使ってシステムを動かすからです。ですから、あの悲惨な東日本大震災の時も、日中は自家発電によって通常どおりの生活を送れたユーザーが大勢いたわけです。 |
分電盤 | 直流から交流に変換された電気を住宅内に供給する装置が分電盤で、住宅内の各部屋のコンセントに振り分けます。と同時に、住宅には電力会社からの電気と、自前で発電した電気の両方が来ているわけですが、その連携点ともなっています。 |
電力量計 | 電力量計は買電用と売電用のメーターで構成されていますが、売電メーターのほうは太陽光発電を導入する時に設置し、電力会社へ電気を売った量を計測します。 |
モニター | モニターには発電量が表示され、同時に売電量の状況をチェックできるようになっています。それが刺激となって節電に努める家庭が多く、省エネにとても役立っているようですよ。 |
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