量販店・工務店・専門業者 -どの業態の販売店から購入するか-
ずさんな工事による被害
太陽光発電システムの出始めの頃を覚えているでしょうか。当時はメーカーの特約工務店や訪問販売会社が主体となって売っていたようですが、訪問販売会社はもちろん、メーカーの特約店であっても慣れない工事に雨漏りのクレームなどが発生して、一時は社会問題になりかけたことがあったように記憶しています。

なにせ『屋根に何かを設置する』・・・などという工事は、それまでほとんどの職人さんが経験していなかったこと
ですから止むを得ません。

そんなこともあって、メーカーなどが集まって設立した「一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)」などが、設置業者や職人さんに対しソーラーパネルの設置方法についての研修を積極的に行なっているようです。

そのような業界の努力もあって、最近では設置工事に関するトラブルはかなり減ったようですね。ですが、やはり100%ということはなく、一部の悪徳業者によるずさんな工事は現実に多数発生しています。



彼らの手口としては、「モニター募集」とか「売電でどれくらい儲かるかのシュミレーションをしてみましょう」などという、その時にはとても気軽に感じられるようなお誘いが常套手段のようです。

特に太陽光発電は自動車なみに高価な買い物ですから、このような商品の場合は、
業者にエジキとして選ばれて買わされるのではなく、こちらから業者を選らんで買ってあげる・・・

販路の拡大による弊害
商品には「放っておいても売れるモノ」と「頑張らないと売れないモノ」があります。そういう視点からすれば、太陽光発電の場合は「太陽光発電くださーい!」と、お客さんのほうから買いに行くような商品ではありませんでした。以前までは。

ところが現在は違います。

「助成金」と「売電制度」、それから「大震災での教訓」によって、消費者のほうから「太陽光発電くださーい!」と積極的に求めて行く時代になったわけです。

その証拠に、従来の「特約工務店」や「訪問販売会社」にとどまらず、「リフォーム屋さん」や「街の電気屋さん」、おまけに「家電量販店」まで販売するようになっていますよね。

このように、業界にとっては太陽光発電システムを供給するチャンネルが増えることはとても望ましいことかも
しれません。しかし一方で、わたし達消費者にとっては業者の選択が非常に難しいという弊害を招いているとも
考えられます。



いったいどうしてそんなことになってしまったのでしょうね?

それはきっと、あまりにも急激に普及してしまったからなのでしょう。太陽光発電についていろいろ調べてみると、これをきちんとお客さんに説明するにはコンサルティング的な要素が必要だということが分かります。

つまり、単なる建築面の知識のみならず、「電気」、「新エネルギー政策」、「電力会社」、「投資として見た
太陽光発電」などの専門知識、おまけにどうしても客宅での商談が中心になるので「営業力」も必要だということです。

正直、そんな人材はそこらじゅうにはいませんよ。
なので、「言った、言わない」「こんなはずじゃなかった」「聞いた話と違う」・・・こんなことが起こるわけです。

どうやって信頼に足る業者を見分けるか


残念ながら、一般消費者には悪徳かどうかを見分けるスキルがありませんからね。それくらい悪徳セールスの話術は巧妙なのです。

そして、「量販店」、「工務店」、「専門業者」どこを利用しても構いませんが、営業担当者の説明内容については必ず「ウラを取る」ことです。

そうすることによって、例えば、「補助金は抽選なのでまずは申し込みしてみましょう。当たってから工事を決めればいいのです。」というウソの説明でローンを組んでしまい、騙されたと分かった時にはすでにクーリングオフ期間が過ぎていた・・・などという事態を防止することが出来ます。

現在はインターネットという情報を集めるには不自由しないインフラが整っていますので、営業マンのウソを見破るのはとても容易な時代になっていますからね。ネットは大いに活用すべきです。

では、その他、営業マンの様子や説明において気を付けるべき点をいくつか挙げておきます。












以上の点において、疑いの余地がないくらいしっかり追求するべきです。そして、あいまいな態度を取るような
業者は避けたほうが無難ですよ。

あなたの太陽光発電の設置を成功させるためには、何よりも業者選びが明暗を分けるといっても過言ではありません。そのためには出来るだけ多くの施工業者のお話を聞いたほうが絶対に有利です。

なぜなら、場数を踏むことによって少しずつ「人を見る目」が養われるからですね。

それには、無料で複数の見積もりを一度に請求できるサイトを利用すると便利ですよ。
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