長く頑張って発電してもらうために -メンテナンス-
太陽光発電はメンテナンスフリーではありません。そもそも
機械ですし、何といっても年間を通して日光や雨風、雪にさらされているわけですから、経年劣化以上に劣化する場合も多々見られるようです。
いくら太陽の光を浴びるのが商売だからといっても、パネルが受けるダメージは相応にあるものですよ。
さらには、パワーコンディショナー(パワコン)は常に通電している電化製品ですからね。テレビや冷蔵庫の保証期間って
どれくらいかご存知ですか? 通常は、たったの1~2年しか
ありませんよね。
今でこそパワコンの保証も10年、または15年というメーカもありますが、つい昨年あたりまではわずか1年だったのです。ここに来てメーカー同士の保証競争によって期間が伸びたわけですね。
で、最も懸念されるのが発電量の低下です。発電の仕組みは、太陽電池モジュールで発電した電気をパワーコンディショナーが直流から交流に変換することによって成立します。この時に変換ロスが生じるわけです。
通常は10%程度とされる変換ロスですが、パワコンの性能が落ちてくると徐々にロスが大きくなっていくのです。それが長年にわたってジワジワだと、まるで「茹でガエル」の例えのように気が付かないわけですね。
ですから、できるだけ長い期間トラブルなく働いてもらうためには、やはり日常の点検が必要なのです。
日常の点検といっても、別にあなたが屋根に上がってパネルの状態を1枚1枚確認するという意味ではありませんよ。そんな行為は危険ですし、もしそんな必要があるなら誰も太陽光発電なんて設置したいとは思わないでしょう。
さて、その日常の点検ですが、要するに日々の発電量がどうなっているかを常に記録することが基本となります。発電量が順調に推移しているかどうか、空の様子と発電量はどのような関係になっているのかどうかを感じ取るのです。
それは、あなたの太陽光発電と空模様との固有の関係を把握するという意味なんですよ。
そうすれば、発電量の上下によってシステムの調子がどうなのか次第に分かるようになってきます。
『最近、ご機嫌ナナメだなぁ~』
そんな気がした場合は契約した業者に点検してもらい、判断を仰ぎましょう。
NPO法人太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)が、設置後3年以上の483軒の利用者を対象に実態調査を行なった興味深いデータがあります。調査年は08~09年となっていました。
下図をご覧ください。
ご覧のとおり、最も不具合が発生しやすいのはパワーコンディショナーだということが分かります。しかも3番目のグラフが示すように、設置後間もない時期のトラブルが最も多いことが分かります。
このことからも、いかに普段から発電状況をチェックしておくことが大事か分かりますね。
さらに、超寿命なはずのモジュールも設置後4年目くらいから不調になり始めるケースが増えています。
ただし、このデータはあくまで10数年前の機器を使っているユーザーもたくさん含まれているものです。現在の
最新型の機種は必ずしもこのデータがそのまま当てはまるものではありません。
というか、機器類は年々改良が重ねられているので現在の機器はこれほどトラブルが起きるということはないでしょう。そういう意味でのメーカーの長期保証です。
機械ですし、何といっても年間を通して日光や雨風、雪にさらされているわけですから、経年劣化以上に劣化する場合も多々見られるようです。
いくら太陽の光を浴びるのが商売だからといっても、パネルが受けるダメージは相応にあるものですよ。
さらには、パワーコンディショナー(パワコン)は常に通電している電化製品ですからね。テレビや冷蔵庫の保証期間って
どれくらいかご存知ですか? 通常は、たったの1~2年しか
ありませんよね。
今でこそパワコンの保証も10年、または15年というメーカもありますが、つい昨年あたりまではわずか1年だったのです。ここに来てメーカー同士の保証競争によって期間が伸びたわけですね。
で、最も懸念されるのが発電量の低下です。発電の仕組みは、太陽電池モジュールで発電した電気をパワーコンディショナーが直流から交流に変換することによって成立します。この時に変換ロスが生じるわけです。
通常は10%程度とされる変換ロスですが、パワコンの性能が落ちてくると徐々にロスが大きくなっていくのです。それが長年にわたってジワジワだと、まるで「茹でガエル」の例えのように気が付かないわけですね。
ですから、できるだけ長い期間トラブルなく働いてもらうためには、やはり日常の点検が必要なのです。
日常の点検といっても、別にあなたが屋根に上がってパネルの状態を1枚1枚確認するという意味ではありませんよ。そんな行為は危険ですし、もしそんな必要があるなら誰も太陽光発電なんて設置したいとは思わないでしょう。
さて、その日常の点検ですが、要するに日々の発電量がどうなっているかを常に記録することが基本となります。発電量が順調に推移しているかどうか、空の様子と発電量はどのような関係になっているのかどうかを感じ取るのです。
それは、あなたの太陽光発電と空模様との固有の関係を把握するという意味なんですよ。
そうすれば、発電量の上下によってシステムの調子がどうなのか次第に分かるようになってきます。
『最近、ご機嫌ナナメだなぁ~』
そんな気がした場合は契約した業者に点検してもらい、判断を仰ぎましょう。
太陽光発電 設置者の実態調査
NPO法人太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)が、設置後3年以上の483軒の利用者を対象に実態調査を行なった興味深いデータがあります。調査年は08~09年となっていました。
下図をご覧ください。
ご覧のとおり、最も不具合が発生しやすいのはパワーコンディショナーだということが分かります。しかも3番目のグラフが示すように、設置後間もない時期のトラブルが最も多いことが分かります。
このことからも、いかに普段から発電状況をチェックしておくことが大事か分かりますね。
さらに、超寿命なはずのモジュールも設置後4年目くらいから不調になり始めるケースが増えています。
ただし、このデータはあくまで10数年前の機器を使っているユーザーもたくさん含まれているものです。現在の
最新型の機種は必ずしもこのデータがそのまま当てはまるものではありません。
というか、機器類は年々改良が重ねられているので現在の機器はこれほどトラブルが起きるということはないでしょう。そういう意味でのメーカーの長期保証です。
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