太陽光発電の設置に適した屋根の形状とは -契約する前の注意点-
日本の住宅の屋根は、面白いほどいろいろな形状に富んでいますよね。それが独特の景観を生んでいるわけですが、こと太陽電池モジュールの設置という観点からすると適さない場合も結構多いようです。
そこでこのページでは、日本によく見られる屋根の形状別に、どの程度太陽光発電に向いているのか、さらには、屋根の方角別の発電量について調べてみました。
当然のことですが、太陽電池モジュールを屋根に設置すべき方角は日当たりが一番良い南側がベストです。しかも、南向きの屋根が広いほど多くのパネルを設置できるので発電量は多くなります。
けれども、上の表にあるとおり全ての家が南向きの広い屋根を持っているとは限りません。しかも、日本の住宅で最も多いのが「寄棟屋根」だそうです。ご覧のとおり、屋根の4面が東西南北を向いてしまっています。
下図は、真南に太陽光モジュールを向けた場合の発電量を100とした時の方角別の発電割合を示したものです。
上図から分かることは、「南東」から「南西」までの90度の範囲であれば、悪くても真南から4%以内のロスで済むということです。さて、あなたの屋根の広い面はどの方角を向いているでしょうか?
そこでこのページでは、日本によく見られる屋根の形状別に、どの程度太陽光発電に向いているのか、さらには、屋根の方角別の発電量について調べてみました。
切妻屋根(きりづまやね) | 切妻屋根は、二面ある斜面のうち、どちらかが南向きであることが理想です。 |
寄棟屋根(よせむねやね) | 寄棟屋根は、面積が広い面が南向きであればベターです。発電量を確保するためには、南向きだけでなくその両側の面にも太陽電池モジュールを設置する必要がありますが、東西方向の発電力は必然的に落ちてしまいます。 |
入母屋屋根(いりもややね) | 入母屋屋根は上部が切妻になっており、下部は寄棟と同じく4方向に勾配を持つ複雑な形状となっています。設置にあたっては、その形状よりも入母屋特有の瓦の材質が問題になることが多いようです。 |
陸屋根(りくやね) | 陸屋根は、ビルのように屋上がある家で、鉄筋コンクリートや鉄骨住宅によく見られます。太陽光を受けやすくするために、モジュールに傾斜をつけて設置する必要があります。 |
片流れ屋根(かたながれやね) | 片流れ屋根は、太陽光を一番広く受けやすい形状になっているのでベストな形状です。発電効率が最も高いとされています。特に屋根が真南を向いていればモジュールを載せる面積を広く取れるので、高い出力が期待できます。 |
方型屋根(ほうぎょうやね) | 片型屋根は、正方形の間取りをしており、寄棟屋根の一種です。残念ながらモジュールを載せるスペースは限られてしまいます。 |
理想的な太陽電池モジュールの設置方向
当然のことですが、太陽電池モジュールを屋根に設置すべき方角は日当たりが一番良い南側がベストです。しかも、南向きの屋根が広いほど多くのパネルを設置できるので発電量は多くなります。
けれども、上の表にあるとおり全ての家が南向きの広い屋根を持っているとは限りません。しかも、日本の住宅で最も多いのが「寄棟屋根」だそうです。ご覧のとおり、屋根の4面が東西南北を向いてしまっています。
下図は、真南に太陽光モジュールを向けた場合の発電量を100とした時の方角別の発電割合を示したものです。
上図から分かることは、「南東」から「南西」までの90度の範囲であれば、悪くても真南から4%以内のロスで済むということです。さて、あなたの屋根の広い面はどの方角を向いているでしょうか?
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